敵ならまだしも、味方っていうのがまた、嫌だ。
仲間なんだから。
何があっても、仲間同士で喧嘩なんてしないで。
上手く声が出なくて、しかも涙声になってしまったけど、出来る限りはっきりした口調で隼人に言う。
すると隼人はハッとした表情をして、さっきまで棗が倒れていた場所に視線を向けた。
「棗は?」
棗が居ない事に気が付いた隼人が、不安そうに私を見つめてくる。
「あ、棗ならぎ「心配いらねぇ。俺が運んだ。」」
んにゃろう。誰だ、私の言葉を遮った奴は。
塚、今日はなんだか遮られる事が多い気がする。
何でだろう。私は悪い事なんてしていないのに。
はぁ。とため息を一つ、つく。
もう疲れた。さっき起きたばかりなのに疲れた。
お婆さんになってしまったのかもしれないなぁ…。
って、言ったら銀達に
お爺さんじゃなくてか?
って言われそうだなぁ…。

