「…そんなん、助けられなかったのと一緒だ。」
「違う。隼人は駆けつけてくれたもの。助けてくれたよ。」
「…っ、本当か?」
真っ直ぐ見つめてくる隼人の目を、私も真っ直ぐ見る。
「うん。本当だよ。塚、私が多分悪いんだよ。」
っていうか多分、あの状況では私は絶対、拒めなかった。
だって棗、見た事のない目の色をしてた。
そう、あれは…
目が
"哀しい""側に居て"って言ってた…
「でも…ごめんな。怖かっただろ…?」
顔を歪ませて私の頬を優しく撫でる隼人。
それは表情は、とても悲しんでいるように見えて…
「うぅん。大丈夫。そりゃ、チョット怖かったけど、何にもなってないし。
隼人はさ…心配してくれたんだよね?今も…。ありがとう。
でも、でもさ、仲間は…やっちゃ駄目…だよ…。」
ぐったりして動かない体。
体のあちこちから出ている血や、出来ている傷。
ボロボロになった服や髪の毛。
もう…あんなものは見たくない。

