「銀っ!」
「そんなでけぇ声で呼ばなくても聞こえてる。」
「あ…っ。銀っ!死んじゃう!棗が!死んじゃ「死なねぇ。」」
興奮している私に銀がいつもより低い声で、私に言い放つ。
そして私がその言葉に驚いて固まっているとまた、同じように低い声で
棗は死なねぇよ。俺等や稚春ちゃんを残して死ぬ訳ねぇだろ?
と言った後、優しく笑った。
その笑顔は多分、私を落ち着かせる為の笑顔だろう。
声が出せない代わりに、首をコクンッと縦に振ったら銀は、満足そうに微笑んで棗を担いで部屋から出ていってしまった。
"棗の手当ては俺等がするから。稚春ちゃんは隼人の事、よろしくな。
…稚春ちゃんなら、出来る。頑張れよ。"
意味深な言葉を言い残して。

