――ガシャーーン!!――
奥の部屋から凄く大きな音がした。
これは何かが割れた音?
割れた音…割れた音…
ガラス?
ガラスといえば…
「敵襲!?」
「馬っ鹿。ちげぇよ。隼人だ、隼人。」
「え!?何ではや「早く立てや!」」
――ビクッ――
低い恐ろしい声に驚いて体がビクリと反応する。
…ん?
「こ、これは…」
まさか…。
と恐る恐る銀の顔を見ると、
あぁ、そのまさかだな。
と今までと変わりない、普通な顔をして頷く銀。
…マジで?
塚、さっきの凄い音と声って、隼人の部屋から聞こえたんだけど。
絶対、ヤバいパターンだよね。これ。
これは、二人に何かあったんだ!
行かなきゃ!と思った時には、体が動いていた。
「稚春!まだ寝とけって!」
焦って腕を掴んでくる連の手を振りほどいて出口まで走る。
…でも――
――パシッ――
あともう少しで出口付近まで行けそうだったのに、私の腕を誰かが掴んで動きを停止させた。

