「それ、早く言えよ。
俺、さっき隼人に話し掛けたらメチャクチャガン飛ばされた。最悪だ。」
奏を観察している私の隣で連が
俺、何もしてねぇのに。ただ、隼人と話したかっただけなのに。
と唇を尖らせて拗ねる。
…連、隼人の八つ当たりに遇ったのか。
可哀想に。
あ、そういえば。
「何で隼人、怒ってるの?隼人が人に八つ当たりする程怒るなんて、珍しいね。」
隼人もやっぱり、そういう事あるんだぁ~。
と少し親近感が沸いた。
すると銀がまた、あからさまに大きなため息をついて
「まぁ、時期分かる。」
と頭をガシガシ掻いた。
「さっきからため息ばっかりついてるけど、幸せ逃げるよ?」
「誰のせいだと思ってんの?」
「はっ?私のせいだと?」
「稚春ちゃん以外に誰が居るんだ。逆に、稚春ちゃん以外だったらおかしいぞ。」
…酷い言われようだ。
私が何をしたっていうんだ。
どちらかといえば、私がため息をつきたいぐらいなんだけど!
フンッと銀から顔を背ける。
…と、同時に。

