赤い狼 参







「はぁ…。やっぱり、俺の話聞いてねぇんだな。だから、アイツ、パソコンの技術半端ねぇんだろ?


じゃぁ、自分の情報なんて軽く弄れるだろうが。だから名字も最初っから違ったんだよ。それに、他の情報も加工されてる可能性がある。


まぁ、一番の問題は、どれが本物の情報で偽の情報かって事だな。


つぅーか…今ので思ったんだけど…稚春の情報隠してんのも祐って奴がやったって可能性出てこない?」




言われて、ハッとした。



そういえば、そうだ。



アイツなら稚春の情報を隠したりする理由が分かる。



それに、鳳陽が認めた腕だ。



余程すげぇ技術持ってるに違いねぇ。




…でも、そんな技術を何処から学んだのかが謎だが…。




まぁ、今はそんな事どうでもぃぃ。



先ずは稚春の事だ。




「…じゃぁ、祐に稚春の事聞き出すのか?」



今までソファーに座って黙っていた優悪が静かに口を開いた。



その言葉によって再び部屋には沈黙が訪れてしまった。