「はぁ…。やっぱり、俺の話聞いてねぇんだな。だから、アイツ、パソコンの技術半端ねぇんだろ?
じゃぁ、自分の情報なんて軽く弄れるだろうが。だから名字も最初っから違ったんだよ。それに、他の情報も加工されてる可能性がある。
まぁ、一番の問題は、どれが本物の情報で偽の情報かって事だな。
つぅーか…今ので思ったんだけど…稚春の情報隠してんのも祐って奴がやったって可能性出てこない?」
言われて、ハッとした。
そういえば、そうだ。
アイツなら稚春の情報を隠したりする理由が分かる。
それに、鳳陽が認めた腕だ。
余程すげぇ技術持ってるに違いねぇ。
…でも、そんな技術を何処から学んだのかが謎だが…。
まぁ、今はそんな事どうでもぃぃ。
先ずは稚春の事だ。
「…じゃぁ、祐に稚春の事聞き出すのか?」
今までソファーに座って黙っていた優悪が静かに口を開いた。
その言葉によって再び部屋には沈黙が訪れてしまった。

