赤い狼 参






さっきから一々ムカつく銀を睨む。



マジでこいつ、ムカつく。

今すぐハッ倒したい。




「稚春ちゃんのクラスの成績なんて聞いてねぇんだよ。


俺が言いたいのは、何で俺等が此所にさっきから居るのか分かってねぇから、稚春ちゃんに馬鹿?って聞いたんだ。」




へぇ。


お前、馬鹿?


にそんな意味が含まれていたとは。




「…で?」



「は?」



「は?じゃないでしょ。何で此所にさっきから居るの?」



「自分で考えて下さい。」



「何で敬語。」



「稚春の馬鹿さ加減に呆れたからじゃないの~?」



「ビンゴだ、奏。お前には後でご褒美として何か買ってやる。」



「やったぁ~!」




お前等二人まとめてコロス。




「まぁ、そんな冗談は置いといてだな…」



待て待て。お前、絶対冗談じゃなかっただろうが。


塚、仮にあれが本当に冗談だったとしても、私は冗談だと認めないぞ。


あんなの、冗談にならない。


もっと優しい冗談にしろ。




ブツブツと心の中で呪文を唱えるように文句を言う。



あぁ…マジで今からブッ飛ばしたい。