赤い狼 参






「おい!稚春ちゃん!今からマッハで片付けるぞ!」



「は…?え、あ、うん。」




急に血相を変えて散らかっている茂さんの部屋を片付け始める銀。




…一体、どうしちゃったんだ…。


銀がこんなに焦ってるのなんて、珍しい。


目を丸くして銀を見る。




「連、奏!手伝え!」



「手伝ってんだろうが!」



「何で俺が手伝わなきゃいけないの~。元はと言えば連が追い掛けてくるのが悪いんだよ~?」



「はぁ!?お前等が稚春の悪口を言うからだろ!」



「「真実を言ったまでだ(よ~)。」」



「おいこら待て。それは私が聞き捨てならん。」



「稚春は可愛ぃぞ!」



「…連、ありがとぉ~!」




いきなり抱きついてきた連の背中に腕を回して抱き合う。




やっぱり、連だけだよ!


こんなにぃぃ奴!例え、お世辞でも嬉しい!




と、感動に浸っていると…―――






――バコッ――







「いったぁーーーー!?」



「大丈夫か!?稚春!」





頭に強い衝撃が襲ってきた。