「でも、ちゃんと調べたんでしょ?その、祐って奴。
なのに名字が白兎じゃないっておかしいんじゃない?」
奏が可愛く首を傾げる。
「首を傾げるな。女みたいでキショイ。まぁ、調べたよ。一応、全部。
でも、その時もちゃんと名字は"西村"だった。」
不快そうな顔をして奏を見る鳳陽。
でも、ちゃんと質問に答えるんだな。
コイツ、意外とぃぃ奴なのかもしれねぇな。
表情は相変わらず無表情だけど。
「…だから、俺が言ったろ。」
はぁ。と深いため息をつきながら頭をガシガシと掻く棗。
それによって綺麗な金髪にピンクのメッシュが入った髪がサラサラと揺れる。
「何がだよ?」
要が興味津々に身を乗り出して棗を見る。
おいおい。
身を乗り出しすぎだ。
そのままじゃぁソファーから落っこちるぞ。

