「稚春。」
「うひゃあゔぁ!?」
「…は?」
自分の世界に入っていた処に棗が急に話し掛けてきたから滅茶苦茶変な声が出てしまった。
しかも、棗に
は?
って言われたし。
…棗の顔、怖いし。
絶対、"病院に行くか?"って言われ「稚春…一応、病院に行っておく?」
…………………
ほら。
言われた。
「…大丈夫。どこも悪く無いから。」
心配そうに見つめてくる棗に少しムカつく。
お前はそんなに私の頭が心配か。
「そう?ってかさ…」
私が大丈夫だと言ったのにまだ棗は心配しているらしく、私の顔を覗き込みながら話す。
いや…心配もここまでくると、私からしたら馬鹿にされているとしか思えない。
現に棗は、私に熱が無いか調べる為、私の額と棗の額に自分の手を当てて難しい顔をしている。
…何処まで馬鹿にすれば気がすむんだ。
はぁ。と一つ、ため息を小さくつく。
…一度、病院に行ってみようかな。
じゃないと何回も私が惨めな思いをしなくちゃいけなくなる。

