「棗は寂しいの?」
思いきってさっきから思っていた事を棗の目を見つめながら尋ねる。
何が棗をそんな顔にさせるの…?
棗には、どんな暗い闇があるの?
……………待って。
私が、そんな大事な、重要な事に触れてぃぃの?
……なんとか…
出来るの?
心臓がドクドクと速く脈打つ。
それを抑えるようにして、心臓に近い左胸辺りに手を当てる。
私だったら?
他の人が私の闇に触れたらどうなんだろうか。
嫌…なんだろうか。
まだ知り合ったばかりの、知らない人に私の闇に触れられたら嫌だ。
…じゃぁ…
《SINE》の皆は…?
嫌…なんだろうか。
目を閉じて考えてみる。
……………………
嫌…
じゃないかも。

