「泣きそう、でしょ。」
棗の顔を両手で固定しているのにまだ顔を背けようとしている棗。
そんなに泣き顔見られるの嫌なのかなぁ。
「寂しいの?」
さっきから気になっている事を聞いてみる。
私、気になった事は直ぐに解決しないと気が済まないタイプなんだよね。
「"寂しい"って言ったら何かしてくれるの?」
「え?」
突然に話し出した棗を見上げる。
「さっきの、答えもらってないんだけど。」
さっきの答えって何だ?
必死で頭を回転させる。
「"もう一回、キスしてぃぃ?"って質問。」
「あ…忘「キスしたら、寂しくなくなるから。」」
「…んっ、」
"忘れてた"
そう言おうと思ったのに棗によって塞がれた。
しかも…
「う……んっ、」
棗とキスとかしちゃってんですけどーー!
どういう事ですかぁー?

