「アイツさ、龍が拾って来たんだ。」
「拾って来た?」
「あぁ。俺等がアイツを無理やり此所に入れただけ。…なぁ?龍。」
鳳陽が龍に視線を向けた事によって、俺も龍に視線を向ける。
「あぁ。そうやったなぁー。
確か…たまたま祐が路地裏で倒れとった処を、俺が発見して此所に連れ込んだんや。
あれは焦ったなー。死んどるんかと思ったわ。」
ハハハッと笑う龍に対して
「お前が騒ぎ過ぎなんだよ。」
要が眉間に皺を寄せる。
「せやけど、あれは焦るやろー。全身怪我して、所々血ぃ出して。
いやー、ホンマ、死んどるんかと思ったわ。
まぁ、せやけど連れてきて良かったわ。住む所まだ決めて無い言うてたし。」
「あれはお前が勝手に不動産に俺等全員連れ込んでったんだろ。で、最終的にぃぃ物件見付けたのはお前じゃ無くて、鳳陽。」
とてつもなく嫌そうに顔を顰めて龍を見たのは、拓磨。
…大変だな。《VENUS》の奴等…。
それにしても、龍はマジで《VENUS》の総長やってんのか疑う。

