「中1の特待Aって、 蘭と苺と柏木だけ 何でしょう。 すごいよねえ〜。」 真穂はそう言って、 頬杖(ほおづえ)をつく。 「はーあー。 本当、できそこないって すごく苦労 するんだよね。 ヤダヤダ。うちも 天才がいい。」 菓音は柏木を 見つめると、 ため息をついた。 菓音。 わが学園にいる、 ただの合格者 及び特待Cの 皆様全員に謝れ。