今、私は人生最大の挑戦をしている。


「好きです」


告白の定番、夕暮れの教室。

わかりきっている貴方の答えを一応待つ、私。


「……ごめん。」

「私のこと…嫌い?」


わかりきっているのに。

私は上目使いで貴方を見つめた。



「左久良が好きなんだ」


ああ、予想通り。
貴方は私に嘘を吐かないんだ。

それは優しさ?