甘きゅん【完】

「待って!
…ってか、待て!煌大!!」


なに?
なに?


煌大になにが起こったの!?


どんどん近づいてくる煌大の顔に、ドキドキよりも嫌悪の感情が渦巻いて、


「ばかぁ!」


唇が触れる一歩手前、すんでのところで、煌大の顔を押し返した。


「ばか。
ばか。
ばか、煌大!」


ほら、やっぱり。


いくら弟の友達だって、油断できない。