甘きゅん【完】

“カチリ…”


煌大は、後ろ手にカギをかけ、


「もう、さ?
“あのこと”なんか、忘れろよ」


驚くあたしを壁際に追い詰め、バン!と音をたてて、あたしの顔の横に手をついた。


「オレが忘れさせてやるよ」


そんな――…


「つーか、忘れろ」


実に煌大らしい、自信に溢れた俺サマ的な発言。