甘きゅん【完】

“思い出さなくてもいいこと”


それは――…


『おまえさ。
何か、勘違いしてねぇ?
浮気相手は“おまえ”だし』


――初めてできた…と思っていた彼氏からの、あの言葉。


泣いて泣いて、立ち直れなかったあの時から、この季節ももう2回。


あの時中学2年だったあたしは、高校1年になった。


でも――…


「男なんて、ぜんっぜん、信用できないんだから」


あの時受けた心の傷は、まだまだ癒えそうにない。