甘きゅん【完】

「だーかーらー!」


あたしも颯斗の真似をして、言葉をのばす。


「颯斗のことが好きだからって言ってるでしょ!?」


こんないじめに負けてたまるか!


がお―っと、さっきの勢いを取り戻して叫んだあたしに、


「真剣に言ってよ」


颯斗があたしの頬に片手をあてた。


「勢いに任せて――…とかじゃなくて。
柚月、真剣に言ってみてよ」