甘きゅん【完】

憧れの翼くんが近くにいるっていうのに。


あたしは繭ちゃんと美波ちゃんが翼くんとしゃべっている間中、もくもくとお弁当を食べ続けた。


石のように固まって。


ロボットのような動きをして。


ただ黙々と…お弁当を食べ続けた。




本当は、おしゃべりに混じりたかったけど。


楽しいおしゃべりに水をさしてしまうかもしれない。


嫌われてしまうかもしれない。