甘きゅん【完】

それが精一杯だというように。


痛々しいほど傷ついた感情を隠すことなく。


“だから、女は、嫌いなんだよ”


そう、全身で…


叫ぶかの…ように…。


そんな奥沢准の態度に、震えが止まらないあたし。


確かに、嘘をついたのは、あたしが悪いけど。


それは…


「少しでも、奥沢くんと一緒にいたかったんだもん。
あたし、奥沢くんが好きなんだもん。
だから…仲間になりたくて。
だから…一緒に頑張りたくて」


そう言ったあたしに、


「くっだらねぇ」


奥沢准の、バカにしたような声が降る。