甘きゅん【完】




蓮と並んで歩く家までの道のり。


こうやって一緒に歩くのは、何年ぶりのことだろう…。


蓮、部活やってるし。


部活が終わるのを待ってても、友達と帰るからって、あたしを邪険にするし。


こんな風に歩けるなんて…。


憧れてただけに、ドキドキする。


でも、小さくぷるぷる…っと震えたのは…。


昼間とは違って冷たい5月の風に対してで。