甘きゅん【完】

「え…っと」



「美月、もう一度聞く。
ただ英文をうつすだけの、この宿題。
これのどこが、わからないわけ?」



蓮はテーブルに肘を付き、手を顎にあてて、冷ややかな瞳であたしを見つめる。



「は…はは?
あれ?
おっかしいなぁ…」



あ…あたしのバカっ!
どうして、もうちょっとマシな嘘つけないかなぁ?


自分のマヌケさを呪いながら、


「あ…は…は…は…」


そんな、ごまかしきれない笑いでごまかし…たつもりで、冷や汗をたらしながら、さくらに言われたお色気作戦を実行する。