甘きゅん【完】




「しょうがないな。
じゃあ今度は、お色気で勝負ね?」



数日後、放課後の教室で。



さくらがマジな顔であたしに切り出す。



「え?
い…色気?
あたしに色気を要求するわけ?」



「まあ…。
美月に色気があるとは思えないけど」




上から下までじろじろ見た挙句あっさり言って、あたしの首筋に香水を吹きかける。