甘きゅん【完】

「中学でだってさ?
みんなが颯斗のこと好きかもしれないけど」


でも、でも――…


「あたしだって、颯斗のことが好きだもん」


だから、もう――…


颯斗にもらったらくだのぬいぐるみにキスするなんて、悲しい生活嫌だもん。


「う―っ…
颯斗のばかっ!
あたしのものになっちゃえばいーのに!」


ムカついて。


ぶんぶん腕を振り回した。


「いってぇ、柚月」