甘きゅん【完】

「無理」


そんな、無常な言葉が落ちてきた。


「む…む…無理って!?」


無理って何?


こ…こ…告白を。
やっと告白をした女の子に、言う言葉!?


がーん!と打ちのめされて、ぽかんと口を開け、颯斗の腕を解放したあたしに、シャツの袖を引っ張りあげながら颯斗は言った。


「俺は、俺自身のものだから」