甘きゅん【完】




はぁ…
なんなんだ?


さっきまでのありえない出来事の数々を思い出し、重たい足を引きずって家に帰ったあたしを待っていたのは――…


「おめでとう!!!」


クラッカーと紙ふぶきの嵐で――?


「な…なに?」


かばんをおろして、両親にそう聞いたあたしに、両親は口をそろえてこう言った。


「喜べ!りな!!
おまえ、九条の坊ちゃんに気に入られたらしいぞ?」


「はぁぁぁぁ!?」


――九条の坊ちゃんって…
九条くんのこと!