甘きゅん【完】

こんの…変態!
悪魔っ!!


隣で優雅に寝そべる九条くんをキッと見下ろすと


「ん?
なに?
濡れた服をずっと着ていたかったの?
でも、そんなの風邪ひくよ?」


いつも通りの、学校と同じふんわりとした笑顔で。


…あれ?
さっきの“悪魔”はどこにいった?


首をかしげるあたしに、


「大丈夫。
胸なさすぎ!とか、思ってないから」


九条くんは、笑顔のまま、毒を吐いた。