甘きゅん【完】

「冗談っ!
は…は…裸なんか、彼氏以外に見せるわけないでしょ!?」


びしょぬれの身体を自分で抱き締めるように立ち上がったあたしに、


「へぇ…なら」


九条くんは組んでいた腕をほどき、ゆっくりとあたしに近づき、


バシャ…


制服のズボン姿のままお風呂に入り、


「俺が彼氏になってやるよ」


あたしの肩をつかんだかと思うと、


「それなら文句ないだろ?」


あたしをバシャとお風呂の中に倒し、


「――りな?」


フッと緩んだ口元であたしの名前を呼んで…


「…っ!!!!!」


綺麗な顔を近づけ、柔らかい唇を押し付けた。