甘きゅん【完】

「…っ…
な///なんでっ…」


そう言いながら、あたしは梨奈の言葉を思いだしていた。


『いいなぁ、若菜。
また呼び出しされてるよ?
あんた、生徒会長様のお気に入りだもんね。
羨ましいなぁ。
あんなイケメン』


あたしって、生徒会長のお気に入りなの?
まさか…


「知りたいか?」


「…ん…」


「教えない」


「え―っ!?」


「教えてほしかったら――…」


生徒会長は、あたしの頬を挟み、


「おまえから。
俺にキスしてみろよ」


挑戦的な瞳であたしを見下ろした。