甘きゅん【完】

――って、まさか―!?


「あ―っ!!
紙コップ持って振り返ったとき―!!」


背中を押されたことに気がついて、生徒会長の腕を掴む。


「あれ、あんたの仕業だったの―!?」


紙コップが熱かったからだとばかり思ってた。


「まぁね。
…つーか、気づくの遅すぎ」


ニヤリと上がる口角。


「そうでもしなきゃ、2人っきりになれないだろ?」


掴んだあたしの腕を逆に掴み、


「若菜ちゃん?」


生徒会長はドス黒い笑みとともに、あたしの名前を呼んだ。