SAKUYA

教室に入ると、京介さんに怒られながら席に行くと、男子校に女ががいた。

どうやら、転校生らしい。すげぇー美人で、しかも頭もいい。

もう一つ驚いたことがある。

あの空さんと海さんの妹だというし、なおかつ京介さんとも知り合いだと言っていた。

…けど、なにか隠していると思った。

俺らは、サボりで屋上に向かった。

屋上は俺らの溜まり場。

けど、この俺にあんな事言った奴は蘭が初めてだ…。

俺は…、女なんて媚びうって、俺たちの“彼女”という名の肩書が欲しがり、臭すぎる香水を付けているただの野次馬でしかないと思っていた。

今までの女たちは言い寄って来る野次馬ばかりだった。

おかげで俺と要は女嫌いだ。特に要は野次馬の女のせいで傷付いた…。

なのに…何故か、あいつが…蘭が気になってしょうがない。

こんなことは、一度もなかった…。

そんなことを考えていたら屋上についた。

鍵…

「「「「「!!!???」」」」」

屋上のドアが壊されてる。誰だ!?俺らの溜まり場に入って来たのは?

そこにはーーーーーーーーーー

気になっていた…蘭がいた。