声を聞いて、低い声を出しているが俺はすぐにこいつは、“女”だと確信した。

俺は、意識が遠のいていく中で、声を振り絞って聞いてみた。

「お…お前…の名は…」

完全に意識が無くなる寸前に聞こえたのは…

「…黒龍…の…姫…」

そう聞こえると同時に意識が途切れた…。

気がついたら、病院のベットで目が覚めた。

俺は、すぐに看護師や医師に聞いた。

ここに運んだ時に、人は居なかった。のかと…。

だが、誰も居なかった。と答えた。

問い詰めて、その時の話を聞いた。