青春途上中〈2〉

伊崎は大きめの舌打ちをする。ムカつくが今は無視してやる。

「だから、あいつにちゃんと言ってきた。

伊崎の傍にいたいから悪いって」

松橋の言葉に伊崎がくわえていた煙草がポロッと落ちた。

あいつを選んだものだと思っていた伊崎は、ポカーンと驚いていた。

黙っている伊崎に松橋はウザイ女だと思われたと唇を噛んで俯いてしまった。