青春途上中〈2〉

「伊崎!」

やっと見つけたと思ったらビルの外の花壇に座り込んでいた。

「あいつんとこ行ったんじゃねぇのか?」

「は?何言ってんだよ」

松橋は当たり前のように隣に座った。

珍しく、伊崎が大人しい。
てっきり、伊藤と何話してたのかとか催促されると思っていた。

伊崎から視線を逸らし俯いた。

「てめぇの中で決まってたんじゃねぇか」

「…まぁな。
自分の事は自分で決めるって言ったじゃねぇか」