青春途上中〈2〉

「篠原、ありがとうな。
俺は大丈夫だから先帰っててくれねぇか?」

短くなった煙草を揉み消し。
篠原は俺の顔を怪訝な顔で窺っている。

「何処行くんだ?」

「何処も行かないよ?
ただ一人になりたいだけ」

満面な笑顔で篠原を見つめた。

「俺に嘘ついても無駄だぞ」

何年一緒にいると思ってんだ。付け足すように篠原は口にする。