青春途上中〈2〉

綺麗に拳が顔にはいっていた。

荒い息だけが響く。

もう起き上がって来ないことを確認した伊崎は松橋の方へと向かう。

真山や栗山も他の連中をぶん殴っていた。

「……おい、」

松橋の腕を掴もうと伸ばそうとすると松橋は伊崎の横を通りに過ぎた。

伊崎は唖然と松橋の行く方向を見ているしか出来なかった。

何処に行くかも検討はついていた。