青春途上中〈2〉

「…昨日、伊崎に飽きたって言われた」

松橋の瞳は、ゆらゆらと揺れている。

唇が白くなるほど噛み締めていた。

遊びだってわかってたし…。
私なんかを相手するわけがないと、ずっと頭でわかってた。

あいつに「伊崎の女か?」って聞かれて否定すればよかったのに否定する事を拒んでしまった。

「そうだよ」って言って、ウザイ女だと思われたくない。