青春途上中〈2〉

「篠原は何か心当りないのか?」

向こうで騒いでるのを関わらずに真山は真っ直ぐ篠原を見ている。

真山は簡単に切り替えが出来ない人間なんだろう。
すぐに脱線なんて出来ない。

「俺じゃねぇさ」

短くなった煙草を揉み消す。

さっきまで騒いでた祥太達は視線が篠原に向かっていた。

篠原が一言発せれば、意図も簡単に黙らせる。

心の中で栗山は感心した。


「狙いは、お前だ。
――――――――――祥太」