「おぉーー!!!
プールじゃねぇか!!!」

興奮が止めならぬ篠原は、そのままダイブした。

「篠原、ちゃんと準備体操しないとダメ!」

「朝、して来たからいいだろ」

「それは喧嘩だろ」と松橋は祥太の隣に並んだ。

「で、どうしたんだよ、これ」

何とも言い合わせれないドス黒いプールが日差しで反射して綺麗である。

「暑いの苦手な篠原の為に頑張っちゃった☆」

舌をペロッと出してウィンクする祥太をゴミを見るような視線を送った。