「きっとまた思いつきで遊ばれてると思うんだ」

はっきりした声がわからないまま2週間が過ぎた。

高原の教育実習も今日で最後らしく、わざわざ様子を見に来てくれた。

「何やねん、それ」

高原も煙草の灰を落としながら呆れている。

良い風に取れば両想い。
あいつの性格からして絶対にありえねぇ!!

「今の若い子って意味わからんわ」

自分だってわかんねぇよ。