青春途上中〈2〉

「しの!松橋は?」

バカ犬の相手も飽きて周りを見渡し誰か足りないと気付いた。

「飲み物買いに行った」

「いつ?」

「大分、経つな」

これはヤバい。
今の松橋を一人で出歩かせるのは非常に危ない。

「伊崎!」

今まで食べ物しか視線を向かなかった篠原が、伊崎に視線を向けた。

「頼んだぞ」

伊崎は走っていった。