青春途上中〈2〉

裸足で走ったために足の裏が黒くなっている。

足の裏を少しでも拭きたいのに浴衣のせいで、いつものようにはいかない。

上手くいかない事に舌打ちをする。

「伊崎、ちょっと腕貸して」

「あ?」

伊崎に寄りかかって転ばないように腕を掴んだ。
片足を後ろに上げて手で叩いた。

少しは、マシだろ。と満足して下駄を履いた。