青春途上中〈2〉

「てめぇ、次逃げたら首輪つけて人前で犯すぞ!
俺は本気だからな」

目が本気だ。
今の伊崎なら本当にする。
松橋は顔面蒼白になった。

「逃げねぇな?」

黙って頷くしかなかった。

伊崎は満足したのか掴まれていた腕が解放される。

「下駄履け、落ちてたぞ」

逃げるのに夢中で落としていた事に気付かなかった。