直訳すると、『生きる事をやめなさい。』
つまり、『死ね』
ぁあ……この男は一体誰だとかあたしとどんな関係なんだとか
もうどーでも良くなってきちゃった
あたしが死んだらどれだけの人が哀しんでくれるのだろう…
誰も居ないだろうな…
桜華の皆も信じたいけど人間の性格上仕方の無い事なのかもしれない
人はいつでも上に行きたがる
消極的なふりをしていても心のどこかで相手を突き落としてやろうと考えるものだ
桜華の皆はそうじゃないって信じたい
だけどさ…もしそうでもあたしはきっと怒らない
この危険な夜の世界に入ってしまった以上
いつでも危険は付き纏うだろう
…特にあたし達には
だから、もしもあたしが死んであいつらが喜んだとしてもあたしは怒鳴ったりしない
優しく微笑んで
『今までありがとう。』
…って言うんだ


