「夢か‥。何だろう。」


「やってみたいことは?」


「ん~‥昔は女優になるの夢見てた。」


「へぇ。昔は?」


「うん。今考えたら、できないかもって気持ちの方が大きいかも。」


「どうして?」


「んー‥。」




どうしてって言われると困るなぁ。




「やってみないと、何も生まれないし、わからないよ。」


「っ‥。」


「やる前から決めるのはよくない。」


「快‥。」


「目指してみろよ。」


「…。」




私は遠くを見つめた。




女優。





できるかな。私に。





「友美、自分を信じるって大事なことだ。って言っても、決めるのは友美だけどな。」





そう言って笑う快の顔から目が離せなかった。