†導かれる聖女†



「…無理をするな。
何の為に俺がいる。契約が切れるその時まではお前を守る。遠慮などするな」


ルークに抱き留められていた。体を離そうと体に力を入れても力が入らない。


「……な…んで………」


力の影響か…
あれだけの力を一気に使ったんだもの…


無理もない…か……


「休むといい…」


無表情な筈のルークの顔が笑みを浮かべている。


"うん"と伝えたいのに言葉も出ない。


意識が沈む…
意識が途切れる寸前…


「聖女…か…
その力がこいつを苦しめ、何度も危険にさらすのか…?」



怒りにも満ちたような声だった。