†導かれる聖女†



「……怪我は無い…な…」


ホッとしたようにルークは私に駆け寄る。


「…大丈夫……っ!!!」


―グラッ


体から力が突然抜け、傾く。
あぁ…倒れる…


そんな事を呑気に考えている間にも体は地面へと引き寄せられた。


全てがスローモーションに感じる。
痛みを覚悟してギュッと目をつぶった。


―ポスンッ


いつになっても体に痛みは無く、反対に温かい感覚に捕われる。


恐る恐る目を開けると…