「…あの魂達を解放する。
一度に沢山なんてやった事は無いけれど…」
アデルは軍をどうにかしない限り姿を現さない。
これは確信…
「ルーク…
あの魂達の前に私を降ろして」
「本気か…?
………死ぬぞ?」
ルークの言葉に私は首を振る。
「…大丈夫……
私を信じて…」
決して目を逸らさずルークの深紅の瞳を見つめた。
「……はぁ…。
駄目だと言っても聞かないんだろう?」
コクリと頷くと、ルークは私を抱えて広間へと降りる。
「…ルーク、少し離れていて。魔の血を持つあなたには私の力は強すぎるから…」
ルークは言われたように
数歩私から遠ざかる。


