†導かれる聖女†



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「…ルーク……」

「血の匂いだ…」


ルークは屋根の上から遠くを見据えた。


「魂を感じる…
それも…夥しい数……」


あの夢でアデルが言っていた言葉と重なる。


『―軍を作るんだ…』


まさか…
それで父親の魂でさえ軍に取り込んだというの…?


自らが全ての上に立つ為に…
悪魔に魂を売ってまで…


「…なんて悲しい事…」


優しさ、愛情のすれ違いが招いた大きな悲劇…


「セシル?」


ルークは私をじっと見つめた。どうかしたのか?と言う意味を込めて…